「問題の解きなおし」って、そんなに大事?

読解問題は家で全部解きなおししています!!
でも、成績が上がりません。

という場合、90%以上は

「文章で出てくる言葉」の意味が分かっていません。

こんな実験をしてみよう

「えー嘘でしょ」と思ったお母さんお父さんは

  • 難解な漢字言葉
  • ひらがなことば
  • カタカナコトバ
  • で、これは理解が怪しいなーとおぼしきものを

    「どんな意味?」

    「どんな時に使う?」

    って質問してあげて。

    えーえーえー、今まで問題を何のために解いていたの???
    ってなっちゃう位、答えられないものだよ。

    国語って科目が、他科目と違うのは

    算数や理科、社会なんかは

    一回授業で基本的な考え方や知識をインプットしてから問題を解くので、
    そこまで個人差は生じない。

    記憶力の差など勉強した後の問題はさておき、
    いったんスタートラインをそろえる。

    だけど、国語については、
    個人差がバリバリある状態で、同じ問題を解こうとしてるんだよね。

    四谷大塚では「予習として読んできて」っていう
    先生もいるみたいだけど、

    基本的にはぶっつけで教材読ませてる現状。でしょ。

    子どもの感覚からすると

    そりゃー国語って科目を、子どもが嫌いになるよ。

    実力一本勝負、って言えば響きがいいけど、

    子どもの目から見ると

    今回はたまたま点が良かった

    今回はたまたま出来なかった

    っていう偶然の域を出ないんだ。

    だから、努力する気も起きないし、

    改善できるかも、って発想が出てこない。

    そんな現状からの、シンプルな改善策

    で、どこから取り掛かろうか?という話。

    「言葉の意味がわからない」のが現状なんだから、
    「言葉の意味がわかる」ようにしていけば、いい。

  • 辞書引き
  • お父さんお母さんが意味や使われる場面を教える
  • 似たような意味の言葉(いわゆる類語)も教えてあげられたらパーフェクト
  • 意味を知る手段は何でもいいから。

    子どもによっては、辞書引き、意味確認だけで
    30分くらいかかるんじゃないかな。

    無理して解きなおしをしても砂上の楼閣なので、現時点ではあきらめて。

    「意味わかってない解きなおし」って
    先生が授業で言っていたことの反復に終わることが多い。
    「こんなに頑張ったのに」って思いながら。

    語彙力アップは時間がかかるかもしれないけれど、
    裏切らない。

    1年やってみたら、ビックリするほど実力が変わる方法。

    成績が急に下がってくる場合

    国語の成績が今までよかったのに、
    小5秋くらい~小6前半で急に下がってくる場合。

    今までの読書や日常会話などで蓄積されてきた「語彙の貯金」が切れたのが原因の一つ。

  • 物語文は日ごろから読んでいるが、論説文になるとお手上げ
  • 読書はしているけど、文章の細部を正確に読み取るのは苦手
  • 文章は読めるし、ある程度理解もできるが、記述の語彙が乏しい
  • そういう場合にも「辞書引き」「語彙力アップ」は有効。

    国語ではソックリ同じ文章、問題がでることはないけれど、
    似たようなテーマ、論調の文章は結構多いから!!

    「国語なんてどうせやっても変わらないんでしょ」って
    思い込んでいる親子が多い。
    だから、
    辞書引きみたいな地味な作業を繰り返していくと
    本番では自分でも驚くほど得点源になるよ!

    語彙力が十分ないのに、
    秋以降、過去問演習にやたらめったら時間をかけるのも、なしだよ。

    このブログを読んでいない人は、
    読んでも行動を変えない人は
    「どうせ」と受験終了まで思ってて。

    そのほうが、差がつくから。
    (きつい言い方でごめんね。でもそれ位、国語の家庭学習で本気になってない人が多いんだ)

    最初、辞書引きミッションを生徒に伝えたとき、
    「はい」と素直にやってくれる子もいれば、
    「えーーーー(やだやだ)(面倒だし)(本当に成績上がるの?)」と反応する子もいるけど、
    やってくれた卒業生からは
    国語が苦手だったのに、本番では国語に助けられた!って
    感謝されているよ。

    辞書引きを続けると、いいことだらけ

    コツコツ勉強してきた子は報われる。
    辞書引きを1年続けてみると、天地の差。
    読書してこなかった子でも、
    実力がついてくるのが自分でもわかって、
    自信が持てるようになる。

    辞書引きを続けていると、
    テストごとの偏差値アップダウンは少なくなるから
    どういった問題が本番で出題されても
    大負けすることはなくなる。
    気持ちの上でも負けなくなる。

    試験1科目目の国語だからこそ、いい状態で解いて、ペースをつかんで合格してほしいし、実際それは可能。

    あなたのお子さんや、これを読んでいる小学生が「国語で合格」してもらえたら幸せだな!!!

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