文章力を高めるためには、ただ毎日文章を書けばいいの?
勝どきで国語専門塾を
12年以上やっているので、
私立小・国立小に通っている
ご家庭の学習相談を受けることも
結構あります。
そういうご家庭の
親御さん・お子さんと
お話をしていて
気が付いたのですが、
私立小で
日記・作文・読書感想文を
日常的に書く機会っって
多いんですね。
Σ(・ω・ノ)ノ!
しかも、
ご家庭で取り組んでください
という宿題になっている。
ご家庭に委ねるというか、丸投げに近い。
( ̄▽ ̄;)
学校によって
毎日の日記だったり
週1回の読書感想文だったり、作文だったり、
課題の設定はさまざまだけど、
いままでにお会いした
私立小通学中のお子さんのほとんどで、
指導上、気になっている点が一つある。
それは、
お子さんが書いた文章に対する
技術的なフィードバックが不足している点。
「技術的なフィードバック」とは何か?
「技術的なフィードバック」とは
・ つなぎことばの使い方
・ 適切な語彙の提案
・ 段落構成
といった
日本語の使い方についての
コメント・アドバイス。
お子さんがたくさん
文章を書いている割に
先生からの
適切な指導が不足している。
少なくとも
わたしがお会いしている方がお通いの
私立小・国立小では、そうだった。
大人からの添削がない状態で
お子さんがたくさん文章を書いている状態が続くと、
お子さんの文章はどうなっていくか?
そうすると、残念ながら
お子さんは
自分が書いている文章を
相手が理解できるかどうか、
あまり考えなくなる。
「〇〇〇文字書いてね・・・」
「〇ページはうめてね・・・」
という「課題」をこなすことに
一生懸命になってしまう場合も、ある。
つまり、
文章を一定量書くことや
課題設定に目を奪われてしまい、
文章の「書き方」を
あまり意識しない
という事態が発生!!!
(;´∀`)
学校の課題提出用の
ノートを拝見していると、
先生からのコメントは
情緒的なものが多い。
(たとえば「〇〇へ行って楽しんできましたね」とか、
「博物館で〇〇を研究できてよかったですね」みたいなの)
そういう信頼関係を作る
コメントが必要なことも、指導上大切であることは
理解できる。
ただ、それにしても
・ つなぎことばの使い方
・ 適切な語彙の提案
・ 段落構成
といった
日本語として適切かどうかについて
何らかのフィードバックが
もう少しあってもいいんじゃないかと
疑問に思う。
フィードバックがない状態で
文章を書き続けているお子さんと
お話していたとき、
「書き言葉をして表現するなら・・・」
とわたしがアドバイスすると、
(え、わたしの文章、何かいけないの?)
って、ちょっとびっくりするような
反応をされることもあった。
そういうときはたいてい、
親御さんも
「学校で毎日宿題になっていたので、
文章は得意だと思っていたのですが・・・」
とコメントすることが多い。
なまじ文章を毎日書いているので、
「これでいいんだ」
「わたしは文章を書ける」
「うちの子は文章をたくさん書いてきたはず」
ってなってしまった、のかな。
「毎日文章を書く」という習慣を、文章力につなげる方法は?
作文や日記を習慣的に書くことで
文章を書くことへの
抵抗感がへる、といった
メリットがある。
だからこそ、
習慣的に文章を書いているなら、
「よかったですね!」「がんばっていますね!」
といった情緒的なやりとりにとどまらず、
「前と後が予想に反しているつながり方だから、逆接でつなごうね」
「〇〇〇という言葉でもいいけど、△△△と書くと、よりくわしく表現できるね」
「内容から考えて、この部分はもっと先に書いたほうが、読み手が理解しやすくなるよ」
みたいなアドバイスを
先生が、あるいは
親御さんがしてあげると
お子さんの文章力がアップするよ!
これ最強!!!
もちろんサピックスやグノーブルの「テスト対応力」も増し増し!!
ヽ(^o^)丿
お子さんの文章力は
・ 文章を書く習慣と
・ 見守る大人の共感
・ 適切なフィードバックによって
どんどん身に着いていくよ!!
「NO 書きっぱなし!」で記述力を高めよう!!!
(,,・`∀・)ノ
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