中学受験国語の読解は「小さな努力」が報われる

中学受験の国語の読解は「何をやったら成績が上がるかわからない」。

だから、やらない。対策しない。放置。

で、どうするの?(数か月後に狼狽)

となりやすい科目。

しかし、みんながあきらめやすいので、

あなたが
日々コツコツ「小さな努力」を積み重ねたら
報われやすい教科でもあります。

「小さな努力」って何をすればいいのか?

1 まず「意味がわからない言葉」の意味を確認する

確認の仕方は
・ 辞書引き
・ 身近な人に聞く
・ ググる
なんでもOKです(*‘∀‘)

本文で出てきた言葉だけじゃなくって
選択肢で出てきた意味不明な言葉もチェックしましょう。

もし勉強を教えたい親御さんは、
お子さんの「わかっていない言葉」を把握するのが最優先ね。

親御さんは読解テクニックを教えて解かせよう
としているんだけど、
あなたのお子さんが、本文中の言葉の意味を全然わかっていない、
ってことは、結構あるある。

英語にたとえるなら、

親は「仮定法」や「分詞構文」を理解させようと悪戦苦闘してるんだけど、
子どもは英単語が英検5級レベル

なんてことが珍しくない。

「日本語だからこれくらいわかるだろう」ってナメてかからないほうがいいです。

意味をわかっているか怪しい時は

「これどんな意味?」
「どういう時に使う言葉?」

って確認しましょう。

ココから先、物語文と論説文でやってほしいことがちがいます。

2 物語文だったら、「まとめる」練習を

あまり難しく考えなくて、場面ごとに

・ 友達に裏切られて、絶望しているシーン
・ 親の本当の気持ちが分かって、愛情を感じているシーン
・ サボりがちな弟に反発しつつも、うらやましいシーン

みたいな感じで。
出来事→まとめの気持ちコトバ
くらいでいいよー。

ただし、素早くやること!

クッキー生地をのんびりこね回していると
べとべとして生地が伸ばせなくなるように、

文章もだらだら読んでいると
つかみどころなく、思考が冗長になってきます。

時間をかけたほうがいいことと、
スピード勝負の物事と、扱い方を区別して。

悩んでも分からないときは、はよ分かる人に聞く!

「成績が良くなる」ていうのは
頭の回転の速さがポイント。

(教え子たちはここに気が付いてくれるので、成績が伸びる)

3 論説文だったら、「対比」を見つける

たとえば、里山と人工林の話。

反対の関係になっていることばに「⇔」とかつけてみて。
ペアが見つかるはずだよ。
⇔をたくさん書き込めたら、うまく対比が見つけられているってこと。

授業では表にして、まとめていたりするけど
自学学習でそこまでする必要なし!

4 問題の解き直しは、基本的にしない

偏差値50に届くまでは、問題の解きなおしはやらなくていいです。
言葉の意味確認でめちゃめちゃ時間がかかるはずだから、現実的じゃない。

偏差値50以上の場合、問題の解き直しをやりたくなるかもしれないけど、
「まとめ」「対比」に気づくのが優先かな。

逆に
「まとめ」「対比」に気が付いていて、「語彙力」がある程度あれば
解ける問題は多いってこと!

問題集の「〇〇行目に・・・・・・と書いてあります。」を確認しても、
どうやったら「・・・・・・・」に気が付けるようになるか、
あなたがわからなければ、意味ないよ~

あなたか「方法」を身に着ければ、成績も変わるし、
自信もついてくる。人生変わるよ。