家で問題演習ときダントツNGの一言
家で国語の読解問題を解くとき
お父さんお母さんは
絶対に
絶対に
絶対に
ぜーったいに
「どうしてこの答えにしたの?」
「なんでこれが答えだと思ったの?」
って言ったらアカン。とくに伸び悩んでいるときにはNGな声かけ。
ショートコント「親子で読解問題」
オヤ「なんでこの答えにしたの?」
子 「だって、主人公はこの時こう考えたって、思ったんだもん!!」
オヤ「(なんでそーなるんだろ???理解に苦しむ)←心の声」
子 「なんで考えたこと言ったのに、怒ってるの?!? ちゃんと考えたよ!!!」
かくして、平行線のできあがり。
。。。。。。。。
「どうして?」
「なんで?」
これ解きなおしのときに言うと、親子ゲンカのタネ。
子どもの理解が深まらない。
結果みんなアンハッピー。
時間がもったいない。
まず心理学的にNGな理由
「どうして」
「なんで」
って質問されるときって、ほぼ
「それはダメですよ」
ってときなのよね。
いいことしたら「よくできたねー。えらいねー」で
話が終わるけど(はい次の話題!)
いけないことしてたら「なんでそんなことするの!」って
言われるでしょ。
読解問題でも、よく見かける表現
質問のフリして否定してるって定型文。
論説文でも「~~~~~といえるだろうか。(いや、到底いえない!! by 筆者)」
という言い回しをよく見かけるでしょ。
控えめなフリして言いたいことたっぷりの筆者~。
もっとはっきり言いたいことは言え~~~!
(受験生はここ頷いて笑うところ!! あるある頻出ネタ)
言葉をそのまま受け取ると
「どうしてこの答えにしたの?」
「なんでこれが答えだと思ったの?」
って質問の仕方だと、
聞かれたほうは素直に
「自分の感想」
「自分の印象」
「自分が経験から想像したこと」
を話すよね。
だから、
「なんで」「どうして」は
国語の読解問題に対する答えを導き出す問いかけとしては
イマイチなのだ。
(もちろん理科で原理原則から考えるようなときは有効だよ。念のため)
コーチング的視点から見ると
「どうしてこの答えにしたの?」
「なんでこれが答えだと思ったの?」
って、コーチングの世界や心理学の世界では
オープンクエスチョン
って言われる質問形式で、
自由にお答えください♪♪♪
って言っちゃってるわけ。
それを読解問題ができない子に投げかけちゃうと
本当に自由な発想でコタエが返ってくる。
でも、しょーがないよね。
悪意はないのよ。
ご自由にどうぞクエスチョンだから。
ざっくりクエスチョンだから。
そうなっても仕方がない。
得点力アップに向けた究極の「問いかけ」は
読解問題を解くうえで必要なのは
「本文の中から」答えを見つけること。
だからね。
問題の読解を深めていくためには……
そのためには……
……
「本文の中で答えの根拠となる言葉や文章はどれ?」
「本文のどこに書いてある?」
って、質問してあげればいい。
受験生は自分自身に「答えの根拠は、本文のどこ?」
って問いかける。
家庭学習でも、塾でも、もちろん本番でも。
「本文の中で」をいつも意識
まず「本文の中」って明確にしぼる。
それは「自分の経験や単なる感想で答えないでね♪」っいう合図。
「根拠となる言葉や文章」は
短い単語かもしれないし、
ある程度長い文章かもしれない。
場合によっては段落まるごと、ってケースもある。
1ヶ所だけかもしれないし、何ヶ所かあるかもしれない。
とにかくそれを見つける。
いったん「これ!!!」って
自分なりの答えの根拠を本文から見つける。
そのうえで
など確認していく。
「本文の中で答えの根拠となる言葉や文章はどれ?」
「本文のどこに書いてある?」
問いかけるのはこれだけ。
最強。
シンプルイズベスト。
この質問でだまっちゃうようなら、問題を解く以前に
本文の内容そのものを確認することが必要。
問題を解くよりも、内容理解が先。
自分で自分をトレーニングすることが大事
国語苦手な子には、問題文の中からしぼりこんでいく読み方を覚えてほしい。
最初はめんどーめんどー面倒かもしれないけれど、
「本文の『3ページの5行目から7行目』に書いてあったから
選択肢のエが答えだと思った」
というふうに、
答えの根拠のページ数と行数が言えたらグッジョブ!
答えの根拠のページ数と行数。
答えの根拠のページ数と行数。
答えの根拠のページ数と行数。
オッケーね?
学校だと「自分で考えて」とか先生から言われて
自分で考えたこと、思ったことを自由に書くと「よくできましたね」って
ほめられてたかもしれない。
中学受験界はあくまで「本文にもとづいて」読み解くもの。
ルールちがうからね!!
自分でやってみたけど、本当にこんな感じでいいの?って
やってみたい人はGPS診断で一緒にやってみようね!! (#^^#)