重松清の物語文は、なぜあんなに中学受験で出題されるのか?


個人的には『きみの友だち』が一番泣けた
(ノД`)・゜・。感動。

中学受験生なら
一度は読んだことがある
重松清さんの作品。

『小学五年生』や
『きみの友だち』といった
代表作・・・

  • 中学入試の過去問
  • サピックス教材
  • グノーブル教材
  • でもよく見かける!

    サピックス
    夏期志望校別特訓桜蔭の
    過去問演習で出てくる
    「北風ぴゅう太」も
    重松清さんの作品だしね。
    (≧∇≦*)

    そんな重松清さんの
    朝日新聞での連載小説
    『ひこばえ』が
    9月で終了。

    毎回読んでいたのですが、

    最終回はとくに
    中学入試や
    マンスリーテスト
    グノレブテストで
    出題されそうな部分、

    つまり

    問題文で―――――線(傍線)が
    引いてありそうな部分が
    多かった!!!

    本当に
    重松清さんの物語文は
    問題作りやすくって、
    だからよく出題されるよね!

    というわけで、

    今回は『ひこばえ』最終回を
    例に挙げて

    中学受験物語文の
    記述問題で
    どういう部分が出題されるか、
    得点差が生まれやすいか

    について解説するよ!

    とくに

  • サピックス生
  • グノーブル生
  • で物語文が苦手な子

    具体的な中学校名でいうと、

    桜蔭中学・鷗友学園女子中学、
    開成中学・麻布中学・武蔵中学

    と、いうような

    物語文の記述が
    ボリュームある
    難関校を受ける子


    ぜひ読んでほしい内容です!

    重松清の 物語文 出題ポイント

    1 矛盾した気持ち

    2 省略された会話

    3 比喩的表現

    それでは詳しい説明、いってみよう!

    1 「矛盾した気持ち」を説明させる問題

    物語文で読み取ってほしいのは
    登場人物の気持ちの変化。

    その中でも
    「矛盾した気持ち」
    は難易度が高め。

    たとえば、『ひこばえ』の中で

    「悲しい」けど「嬉しい」

    というような描写があるんだけど、

    一見これ反対じゃん!
    おかしくない?

    って感じるのが
    ふつうの子ども。

    でも、
    多様な感情を
    ひとときに共存させられるのが
    大人なのだよ、
    ふふふ。
    (*´▽`*)

    と言わんばかりに
    よく出題されます。

    御三家ではなくても
    いわゆる人気校だと
    (たとえば頌栄とか)
    このタイプの問題で
    すでに得点差がつきます。

    悲しいのに
    嬉しいんです

    というような
    「一見これ反対じゃん!」
    というような

    矛盾した感情について

  • 「悲しい」は、どの出来事からきたの?
  • 「嬉しい」は、どの出来事からきたの?
  • その気持ちが生まれた出来事について
    コンパクトに説明してね!

    採点者はこういう
    「対比の気持ち」
    説明させるのが
    大大大好き

    ということは
    覚えておこう!!!

    2 「省略された会話文」の省略を補う問題

    人間って言うものは
    本当に大事な本心を
    あえて語らないことがあって、

    だからこそ「ここぞ」という
    場面で余韻を残すために使われる。

    より印象付けたい場合、
    そのセリフを何度も繰り返す。
    (これサピックスマンスリーで
    ―――――傍線がくっついてくる)

    たとえば
    『ひこばえ』の最終回では

    「またいつか」
    というセリフが

    少し間を置いて
    3回繰り返されている。
    まるでJ-POP。
    (/・ω・)/

    「またいつか」

    「またいつか」

    「またいつか」

    (その後に続くコトバは
    何だろう?)

    とセリフを言った
    主人公自身が少し考え込むような
    余韻あるシーン。

    そこで、
    問題を作る中学校の先生は
    「お、これいいね!!」

    というわけで、

    「この後に
    省略されている言葉は何か?」

    っていう問題が作られる。

    この手のタイプの
    問題は
    本文に手がかかりが
    あるから

    リピートされている
    セリフ付近を中心に
    読んでみること!
    ヽ(^o^)丿

    3 「比喩的表現」の説明問題

    これもよく出る!出る!!

    難関校出題
    あるある!!

    サピックスでも
    グノーブルでも
    大好きだよね!!

    とくにグノーブルは
    本当に大好きですね、
    これ。

    「比喩的表現」っていうのは

    一見、意味があるの?
    っておもうような
    物とか形とか場面に

    簡単に形にならない
    意味(気持ちとか価値観とか)が

    こめられている表現。

    たとえば
    『ひこばえ』のラストでは

    昼間の青空にきらきら星が輝いていた

    っていう描写がある。

    なぜ昼間に「☆」?
    きらきら星??

    って疑問に思う場面だけど、

    物語の途中で

    「きらきら星」は
    主人公の お父さんの 手の仕草
    と関係があったり

    主人公の孫たちが
    きらきら星を歌っている様子と
    つなががっていたりする。

    そう言った人間関係を説明しながら
    気持ちについても説明するのだから
    そりゃムズかしい!!

    しかも、比喩的表現は
    文章や場面のラストに
    登場しやすいので、

    物語全体の要約問題

    を作りやすい。

    つまり、

    子どもは表面的な意味だけ
    考えやすい上に、

    今までのあらすじやテーマが
    わからないと解けないので、

    得点しにくい問題が
    比喩的表現!!
    Σ(・ω・ノ)ノ!

    「比喩的表現」の問題が
    得意になると、

    サピックス偏差値60ライン
    キープしやすくなるよ
    (=アルファαクラスから落ちにくくなる)

    記述問題で合格力に差をつけたい人は登録!!
    月2回の無料音声セミナーもあり

    ID:@701izxix

    (1クリックで登録・解除完了!)