サピックスのB教材は記述強化のテキスト

サピックスが中学受験で驚異的な合格シェア
(あくまでも他塾と比べてのシェアですが)
を誇る理由のひとつとして、

ハイレベルなテキストを使っている
ことが挙げられます。

  • 記述強化を重視し、
  • 御三家をはじめとする難関校受験を意識した
  • テーマ性の濃い文章を取り扱う
  • 「B問題(Bテキスト・B教材)」。

    受験対策用の教材としては素晴らしいのですが、

    「家で解きなおし・全問消化するにはタイヘン」

    とのご相談・お悩みも多いです。

    教材としては申し分ないのですが、
    家庭で勉強しにくいこと、この上ない。

    そんなサピックスのB教材を
    どういうふうに使いこなせば、

    記述を得意にすることができるのでしょうか?

    ※ ここでは「サピックスのB教材」というテーマでお話していますが
    記述テーマ性の強い塾や講座

  • グノーブル
  • 四谷大塚の志望校別特訓
  • などの記述強化系テキストについても当てはまるお話です!

    「サピックスのB教材」の形式・内容は?

    形式は

    とにかく
    記述問題ばかり集めたテキストです。

    選択肢がある問題とは
    桁違いの難しさ。

    選択肢もある問題との比較

    通常の読解問題であれば
    選択肢問題があるので、

    内容があんまりわかっていなくても
    「まー、これはありえないだろうなー」
    とか(*^-^*)
    「鉛筆を転がしたら、『アにしろ』というお告げが!」
    とか(;^ω^)
    というふうに記号問題を解いていって、

    記号問題の選択肢を見て、
    「あー、この文章の内容って
    こんな感じかなー」
    と、

    勘のいい子だと
    それなりに
    選択肢問題を参考(ヒント)にして
    記述答案を書けることもある。

    記述問題だけになると、子どもたちの反応は

    選択肢問題がなくて、記述問題だけ!
    ということは

    ヒントが全くない状態!!!

    自分なりに出来事をまとめたり、
    解釈したり、

    借り物じゃない
    自分の手持ちの言葉で要約しなくちゃいけない!

    だから、
    トンチンカンな解答が続出したり、
    白紙になってしまう・・・
    ( ;∀;)

    ここが、SapixB教材の難しいトコロです。

    SapiXのB教材(テキスト)の内容は

    小学4年生段階のB教材では

    小学4年生段階では、
    家族の愛情を再確認したり
    「お母さんはやっぱり私のことを大事に思ってくれてたんだ!
    うるうる・・・ありがとう・・・」的

    家族愛・親子の愛情ディープな世界観。

    説明文でいうと、
    科学の仕組み的な「理科の延長線」上のテーマ。

    (だから小4までは国語好きだったんだけど、
    小5あたりから「国語きらいーつまんなーい」と言いだす子も
    結構いる。めずらしくない)

    小学5年生段階のB教材では

    お母さんの愛情ワールドを飛び立ち、

  • クラスメイト
  • 先輩・後輩
  • 転校生
  • といった同世代の関係が広がっていき、

    また

  • 離婚
  • 戦争
  • 病と死
  • といったヘビーなテーマが続きます。
    (小5後半は気が重くなるテーマが多い)

    論説文は

  • 比較文化論
  • 言語論
  • といった抽象的なテーマ、

    「目の前にあるもの」ってよりも
    ひろく世界・歴史に目を向けさせる内容になります。

    小学6年生段階のB教材では

    もう「なんでもあり」ですね。
    半端なき難易度です。

    小学5年生のときの教材よりも

  • 比喩的表現が増えたり、
  • 人間関係が複雑になったり、
  • 感情表現が屈折気味になったり
  • (主人公よ、素直になれ!!!)
    (-“-)

    国語が苦手な子にとっては
    なんとも魔境的な世界です。

    サピ国語が苦手な人が陥りやすいバターン

    パターン1 「やったふり」

    授業の解きなおしをやろうとする

    本文はあまり読み返さないで、
    答案だけ模範解答を見ながら
    清書して、

    とりあえず提出!
    終わった~わーい(*^-^*)

    ~数日後~

    親「ここの答え、こう書いてあるけど、
    なんでこの答えになったの??」
    (。´・ω・)?

    子「えっと、えっと・・・
    やったときはわかったんだけど・・・」
    ごにょごにょ(;・∀・)

    親「本当にわかっとるんかいなー???????????????」
    ( ゚Д゚)!!!!!!!!!

    パターン2 「迷宮入り」

    親「授業でやった問題以外も解いてごらん!!!」

    ※ せいせきがボチボチなクラスだと、
    小問を2~3問くらいしかやらないことが多いので。
    よくありがちな展開。

    子「うーん・・・・・・・」

    親「30分経ったけど、進んだ?」

    子「・・・・・・・・」
    ノート真っ白。。。。。

    親「あんた何やってたの!!!!!!」
    (-_-)/~~~ピシー!ピシー!

    子(だって、わからないものは、わからない・・・・)

    パターン3 「親もがんばってみた」

    親「B教材、やってみようか!
    一緒にやってみよう!!!」

    子「わかったー」

    親「じゃあ問いを見てみようか。
    なんでもいいから書いてごらん♪」

    子「んーわかんなーい」

    親「(-_-メ) えーとじゃあ、本文読んでみようよ」

    子「どこ読むの?」

    親「傍線の前後くらい読んでみようよ!!!」

    子「読んだよ。(一応。)」

    親「じゃあ解説見てみるね・・・」
    パラパラ、ふむふむ。

    模範解答読む。

    解説読む。

    なんでこの解答になるのか、
    若干意味不明。

    親「3ページの11行目にこう書いてあるから、
    こうなるんだって・・・」

    子「なんで、その答えになるの?
    意味わかんない」

    親「わかんないじゃないでしょー!!
    授業受けてきたんでしょ??!??!」
    ぶちっ((; ・`д・´)

    みたいなことに、なるわけです。

    なぜ記述Bテキストの家庭学習は迷走するの?

    それは簡単な理由で、

    1 「解き方」「解きなおし方」を決めていないから。

    2 口で説明してばかりで、メモしないから。

    3 「模範解答」とそっくりに書こうとするから。

    以下、わかりやすく説明していきますね。

    1 「解き方」「解きなおし方」を決めていないから。

    国語のテキストの解説は
    「〇ページ△行目に『・・・・・・』とあるので
    こうなります。」
    といった

    単に「どこに答えが書いてあるか」を書いただけ

    であるものが多いです。

    しかし、

    どうやって
    その「〇ページ△行目」を見つけるのか
    方法論についての説明は
    ほとんど書いていません。

    だから、

    行き当たり
    ばったりの読み方をして

    解けなくて
    イライラしてしまう・・・

    そんな状況から
    卒業したいなら

    「解き方」
    「解きなおし方」を
    決めましょう!!

    どんな文章が出ても、
    毎回やることを決めておけば大丈夫。

    親子で解きなおしをするときでも、
    「こういう解き方をしようね」
    って決めておけば

    もっと楽しく
    短時間で
    実力がUPする家庭学習ができます!!

    2 口で説明してばかりで、メモしないから。

    国語を家庭学習するとき
    子ども自身でやっていると
    → いきなり文章の形で解答を書こうとするし

    親子で勉強するときは
    → 口で説明・解説しようとして、お互い話が混乱する

    ことが多いです。

    これは、
    「ちょっとした工夫」で改善できますよ。

    どうすればいいか?

    算数の勉強で途中式を書いたり、
    補助線を引いたりするように

    国語でも「途中で考えたこと」を
    メモ書きすればいいんです。

    「メモ書き?
     そんなことをする時間は
     ないよ!!!」

    そういいたくもなるよね。

    マンスリーテストや
    組分けテストでは
    いっぱい
    問題解くんだから。

    実際の試験では
    「メモ書きはムリムリ」って。
    思いたくなる気持ちはわかる。

    でも、家庭学習は
    安全なリハーサルの場所。

    いろいろなやり方を
    試してみて。

    自分の頭の中を
    「文字」にして
    外に出して、

    客観視して
    「見る」のがおススメ。

    親御さんは
    子どもに伝えたいことを
    よりわかりやすく示せるし、

    子どもも
    親御さんに
    どんなことを考えたか
    伝えられるよ!

    みんなハッピー!
    \(^o^)/

    3 「模範解答」とそっくりに書こうとするから

    「模範解答」は

    ・ 大人が

    ・ 何人も集まって考えて

    ・ 時間をかけて

    ・ 完成品としてスキなく

    作ったものです。

    しかし、
    実際ここまでの完成度って
    要るのかな?

    同じ内容が
    もっと「12歳らしい」言葉で書けるのに・・・

    ムリやり
    何でもかんでも
    模範解答を真似しようとする。

    その「解答」は
    似たような問題が出たとき
    再現できる?

    本気で考えてみて。

    試験当日2月1日に合格できる
    「合格答案」が作れればいいんだよね?

    ・ 子ども自身が

    ・ 試験会場でひとりで

    ・ 制限時間の中で

    ・ 合格ラインを越えられれば

    いいよね(*’▽’)

    え、こんな簡単なやり方でよかったの?!
    はやく教えてよ!!!

    まずは、「模範解答」じゃなきゃダメ!
    の既成概念をこわして。

    「模範解答」よりも
    「合格答案」を目指そう!

    ハートフル国語塾さかたくにこ

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