ネット社会の問題点を論じた「あるある」ネタ！
第2回合格力判定
サピックスオープン
結果が出ましたね。
国語の平均点は
96.9点で高め。
そして、
ページ数は21ページ。
つまり、
文章はカンタンで
分量が多め
という最近の入試傾向に
寄せたテストとなりました。
(*´▽｀*)
今回のサピオープン
論説文は
新書系からの出題。
2つの文章を読む
いわゆる「融合問題」形式でした。
話題としては
頻出テーマである
インターネットとの
付き合い方問題。
まず最初の文章は
今井むつみ先生の
「人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学」より。
自分が信じたい情報ばかりを集めて、
都合の悪い意見を軽く見がち
ただし、すばやい判断をたすけてくれる
という
「確証バイアス」
の話題から始まり
SNSで自分の意見を書き込みしたら
似たような意見ばかりが
タイムラインに並ぶ
「エコチェンバー現象」
がうまれ
↓
↓ その結果として
↓
確証バイアスが
バキバキに強化される・・・
という流れ。
(*´Д｀)
そして、融合問題なので
別の文章へ。
鈴木公啓先生の
「子どものおしゃれにどう向き合う？ ――装いの心理学」より。
先ほどの
今井先生の文章の
内容を引き継ぎつつ、
ネットである情報について
検索したり、
たまたまクリックしたりすると
類似情報ばかりが表示される
検索システム由来の
「フィルターバブル」
の問題が展開されます。
（たとえば
秋のスイーツを検索すると、
どこまでいっても
タイムラインがお菓子だらけ
みたいなの）
さて、話を戻して
本のタイトルからも
想像できるように、
おしゃれやキレイに
関する情報が
子どもの目に触れ
フィルターバブルにより
タイムラインにあふれて
しまうことで
↓
↓（インスタとか想像するとわかりやすい）
↓
過剰な「見た目礼賛」の意識が
子どもに悪影響を与えることを
懸念しています。
キーワードとして
出てきませんが
「ルッキズム」
の問題意識があるのでしょう。
例によって
選択肢問題中心の出題で
文章が読みやすかったので、
ーーー線前後のつながりを確認し、
バイアスが必要な理由は？
「確証バイアス」とは？
など、
本文で話題となっている
内容を理解した上で
↓
選択肢を読めば
解けたかなーという印象。
本文の理解が
あいまいなまま
選択肢を読むと、
どの肢も似た内容と思え、
ドツボにハマるので
要注意です。
(;´∀｀)
ちなみに、
今井先生の定義する
「エコチェンバー現象」って
一般的にいわれてる
「フィルターバブル」っぽい
定義になっているなぁ・・・
と気になっていたら、
融合問題（抜き出し問題）のネタに
使われていました。
さすがサピックス・・・
すごいね。
(*’▽’)／
今回の内容は
いまどきの社会の問題点
あるある。
標準的な難度の文章を
出題する学校であれば
十分出題の可能性があります！
(,,･`∀･)ﾉ
今井先生の本は
４～５年生でも読みやすい
文体で、
色々クイズっぽい内容が
盛り込まれています。
勉強の息抜きに
読んでみてね♪
(*´▽｀*)
わたしも読みましたが、面白かったです。
お子さんの学年を問わず
おススメします！
(,,･`∀･)ﾉ
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