「ーーー線の近くを見て問いに答えて!」という指導は適切か?
子どもたちって
割とピュアだったり
するので
小4のころ
言われたアドバイスを
小5・小6になっても
かたくなに守ろう
としている
ことがあります。
その中のひとつが
「---線の近くを見て問いに答えて!」
という解き方。
たしかに
ーーー線部分に至るまでに
どういう出来事や会話があったか
押さえておくのは
大事だし、
「これ」とか「あの」とか
指示語があろうものなら
必ずチェーーーーーック!!
したほうが
よいんだけどぉぉぉぉ
「それだけ」を
ずーーーっと
やるのは
やめとこ!!
(,,・`∀・)ノ
というのも
ーーー線の前後だけ
読んでも
答えられない問題が
ちょこちょこ
入り込んで
いるから!!!!!
(; ・`д・´)
先日の
小6第4回サピックスオープンでも
そういう問題が出題されていて、
物語文の前半で
「〇〇さんが将来・・・になりたいと思ったのはなぜ?」
という小問があるんだけど、
その前後を読んでいるだけじゃ
さらさら解けなくて
答えのヒントは
後半のラストシーンに
向かうところに
書いてある。
こういう
「後でネタバレ」パターンの
問題が
小5の初夏から
小6、そして受験本番まで
ちょこちょこ
登場する。
だからこそ、
「ーーー線の近くを見て問いに答えて!」
という言い方は
ちょっと控えてほしい。
そのかわりに
わたしだったら
「まずーーー線の近くを見ていこう!」
って声掛けをする。
初手としては
ーーー線や、その前後を
見ればイイのよ。
とりまーーー線の前後を
確認するけど、
必要があれば
それに縛られない。
ーーー線前後「だけ」
見ればいいんだな
と
お子さんがカンチガイしない
声掛けを工夫する。
あくまでも物語文は
文章の流れを押さえつつ
細部の意味を
読み解いていくものだから。
それゆえに、
「ーーー線の近くを見れば
オッケー」みたいな
テクニックっぽい話に
とどまらないように
気を付けてね!!
(,,・`∀・)ノ
割と自由に
知的にワイルドに
過ごしてきた
お子さんは
こういうことを
わざわざ言わなくても
内容そのものを
理解していくんだけど、
読書経験が少ないお子さんや
成績いいけど
親御さんが言っていることを
受動的にやってるお子さんだと
形式的に解こうとする
傾向が強いので
注意してちょ☆
(^_-)-☆
ちなみに
小6第4回サピックスオープン
物語文で出題されたのは
阿部暁子先生の『カラフル』です。
サピックスは
阿部暁子先生の作品
(問題意識)がお好きなのかなー。
昔のマンスリーかオープンでも
車いすテニス選手が主人公の
物語文が出題されていました。
とにもかくにも
バランスの良い読みを
確立して
成績アップしていこうね!!
(,,・`∀・)ノ
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