埼玉県・千葉県入試の動向から2月入試の方向性を予想!

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さて迫りくる今年の受験。

どういうトレンドが発生しているのか?

埼玉県・千葉県の入試問題から
わかることを
独断と偏見でお話します。

2月入試まで完了して
後でじっくり分析して
コメントしたほうが
「安全・確実」なのはもちろんだが、

今年2月1日の入試を迎える方に向けての
情報発信なので、

現時点で「あり得べきこと」を
手持ちの情報から推測して
書くしかない。

「最後に何か見落としはないか?」
「やっておいた方がいいことは、ないか?」
という視点で書きます。

この記事を書くのは
2024年1月28日夜~30日夜にかけて。

参考にした入試問題は

・ 栄東中学(A・B・東大特待Ⅰ・東大Ⅱ)
・ 浦和明の星中学
・ 市川中学
・ 渋谷教育学園幕張中学

上記4校です。それでは、始めます。

今年の入試については
複数校で出題されている本はない

というのが実情です。
(上記以外の学校でカブリがあるかもしれないけど)

最近だと
寺地はるな先生の
「水を縫う」とか
「タイムマシンに乗れないぼくたち」
のように

超出題された本
というのがあったので、

「そういう本が今年は来るかなぁ・・・」

と期待していましたが、
そこまで出題されてまくっている本は
ありません。

とはいえ、

1月校はその年の
時代の雰囲気を
何かしら反映しているので、

気が付いた点を列挙していきます!

今年の物語文は「学校であーだこーだする友情系」が多い

昨年の入試は
「大人が主人公(そもそも設定がわかるのか?)」
「設定がマニアックすぎ(多様性とか意識しすぎ)」
という内容が多かったのですが、

今年は学校で~
友達同士が~
誤解したり
わかり合ったりする
文章が多く

オーソドックスだなぁ
という印象です。

脱コロナで中学高校生活が
もとに戻ったからか?

去年の特殊な設定は
やりすぎだったからか?

理由はわかんないけど。

何を伝えたいかというと
中学生・高校生の友情テーマという
王道パターンに回帰している

ということです。

ですから、
結構大手塾の模試でも
まあまあ出典本が
的中しています。
(ただし、該当範囲まで当たりという訳ではないけど)

サピックス(マンスリー・サピオープン)

・ 「給食アンサンブル2」(如月かずさ先生)栄東(東大Ⅱ)で出題

・ 「世界は『 』で沈んでいく」(櫻いいよ先生)が浦和明の星で出題
四谷大塚さんの過去問データベースに掲載アリ。
(この記事の最後にリンクあるので安心して)

女子校受験者は特に読むべし。

首都圏模試(しゅともし)

・ 「きみの話を聞かせてくれよ」(村上雅郁先生)が栄東A(1月11日)で出題

「四谷大塚データベース」さんで読めるイチオシ文章!

・ 「世界は『 』で沈んでいく」(櫻いいよ先生)(浦和明の星)

いかにも女子校が好きそうだけど、どの学校で出題されても文句ない内容。
「毛糸玉」の比喩表現がチェックポイント。

・ 「流人道中記」(浅田次郎先生)(市川)

時代小説風の文体。
渋渋とか頌栄を受けるお子さんは一読推奨(出題されるというよりも「この手の文章慣れ」という観点で)。

本当は栄東Aの「教室のゴルゴディロックズゾーン」(こざわたまこ先生)が
気になるのだが、四谷大塚さんで掲載されていないのが残念です・・・
(´;ω;`)

論説文は文章自体は多様、テーマは割と「どこかで見たことある感じ」

論説文に関しては短めに。

出典はいろいろだけど、
テーマはおそらく
どこかで読んだことがある内容

って印象です。

渋幕がちくまプリマー新書から
出題していて
「マジか!!!」
と思いました。

「四谷大塚データベース」さんで読めるイチオシ文章!

・「スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険」(谷川嘉浩先生)(浦和明の星)

浦和明の星の文章チョイスは例年安定感がある。
(良質な内容かつ先見性がある)

一読したところ、「スマホ」「孤独」「人間関係」という
超頻出テーマについて論じられており、
今年の傾向を端的にあらわしていると予想。

文章も美しい。読む価値あり。

・ ジェンダーの社会学 入門(江原由美子先生・山田昌弘先生)(市川)

「パラサイト・シングル」「婚活」といった
時代を象徴するキーワードで有名な山田昌弘先生の共著本。

国語での出題というよりも、
社会のジェンダー意識問題で出題可能性あり。
男子校を受験するお子さんは読んでおくとよい。

・ 「覚える」と「わかる」 ─知の仕組みとその可能性 (信原幸弘先生)(渋幕)

ちくまプリマー新書からの出題。
臨機応変さ・身体知といった話。
すごい目新しい話ではないので、「直前に何か新しい論説文を速読する練習したい」のであれば。

まとめ・オーソドックスな出題が増えそうだが、読むスピード・処理スピードには注意

ここまで埼玉・千葉入試の
代表的な4校の入試問題から
「もしかして、こんな感じ?」
という、ちょっとした予測を書いてみた。

もちろん、
どういう入試が出るか
実際にところは

その日
その時
その瞬間に
ならないと、わからない。

ただ、
「今年のトレンド」として
見落としたくない部分について

精一杯伝えてみた。

まとめると

・ 浦和明の星中学の問題(物語文・論説文とも)

・ 市川中学の論説文(男子校受験者)

・ 市川中学の物語文(渋渋・頌栄など時代小説っぽい出題履歴がある学校)

これを優先して一読してほしい。

問題は必ずしも解く必要がないけど、
ざっと解答速報(四谷大塚が作ったものにはなるが)に目を通せるとなおよし。

ここまで読んでくださった
あなたの中学受験合格を
心よりお祈りしています!!

そして、吉報をお待ちしております。
合格の喜びをLINEで共有していただけたら
嬉しいです♪♪♪
(,,・`∀・)ノ

四谷大塚中学入試データベースさん(要登録)でご紹介した文章を一読してみてください!!

ではでは、合格に向けてレッツゴー!!