記述問題。どうやったら解けるようになる?
家庭学習でいちばん取り組みにくいのは「国語の記述問題」ですね。
なんで難しいかっていうと
1 そもそも「本文の理解」ができていない
2 「本文の理解」ができたとしても、「問い」の意味がわからない
3 「問い」の意味がわかったとしても、「記述の型」がわからない
という理由がからみあっているからです。
ひとつの理由だけなら、きっとご家庭で解決できていることでしょう。
理由が複雑なので、対処しにくいのです。
1 そもそも「本文の理解」ができていない
「記述」のお悩みをたくさん伺っていますが、
「記述だけ」できないという話はめったにありません。
ご相談の5%くらいかな。
御三家受験したい
サピックス偏差値60近く(四谷大塚なら65以上)
選択肢は全問あっている
でも、記述だけは真っ白
というようなレアケースを除いて
実際のところ、本文でポイントをつかんだ読み方ができていない!!!
「選択肢問題はできますよ」っていうご家庭もあるかもしれませんが、
消去法で解いていたり、なんとなく答えを選んでいたり、
「問題になんとなーーーく答える」ということはやっているけれど、
「理解して解く」という状態に程遠いのが実情です。
じゃあ「本文を理解する」ってどういうこと?
本文のここに「・・・・・・」と書いてあるから、
筆者は「~~~~~~」と考えている。
とか
本文のここに「・・・・・・」と書いてあるから、
主人公は「〇〇〇な気持ち」といえる。
というふうに
本文上の根拠をもって
自分で説明できることです。
ハートフル式では、
「なんでこの答えになったの?」という質問はしません。
かわりに
「この答えにした根拠は、本文のどこ?」
とたずねます。
「根拠は本文のどこ?」
これだけです。
本文の根拠がどこかきくから、
線を引いてね!!!!!!!
とお話しています。
線引きのなしで問題を解こうとするのは、
途中式なしで算数の問題を解くのと同じ。
そんな無茶しないよね?
「記述」はもちろん大事ですが、
まずは「本文読解」できるようになりましょう。
2 「問い」の意味がわからない
「どういうことですか」といわれても
物語文にしても、論説文にしても
中学受験の問題には「独特の言い回し」が数多くあります。
「~~~とありますが、どういうことですか?」
「~~~とありますが、どういう気持ちか説明しなさい。」
などなど。
いきなり言われてもな。。。。。。
ルールを知らないと、答えにくい。
結局何を答えればいいのか
物語文だったら、出来事&気持ちを答えることになるし、
論説文だったら、色々な質問の仕方はありますが、
・ 具体例(事実)
・ 筆者の主張
・ 因果関係(こういう具体例から→筆者はこう考える)
を確認したいだけです。
「記述の型」のところで、具体的に見ていきますね。
3 「記述の型」がわからない
大まかにいって、
「物語文」「論説文」のそれぞれのルールは以下の通り!
「物語文」の記述のルール
出来事
↓+つなぎことば
気持ち
↓
文末。
「論説文」の記述のルール
理由
↓+つなぎことば
主張
↓
文末。
とか、
あるいは、
具体例1
↓+つなぎことば
具体例2
ハートフル式では
・ 内容を理解すること
・ 文章の型を覚えて使いこなすこと
両方やるからねー。
そうすると、
子ども自身があれこれ自分なりのスタイルで
記述答案を書き始めるから面白いよ!
模範答案のコピペに徹しなくていいから、楽しくなる。
じっくり、コツコツ
あなたも書けるようになるから、最高!
ID:@701izxix
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