そのアドバイスの賞味期限。いつまで?

同じようなアドバイスを
することが
2,3人続いたので、
ブログ記事にしておきます。
(*´ω`*)

どのケースでも
だいたい状況は同じです。

あるお子さんから
「問題を解くのが遅い」
という相談を受けたので、

「んじゃ解いてみて」

ってお願いして
実際に目の前で
解いてもらってみました。

すると、
本文を読むときに

鉛筆の先
あるいは指で
文章をなぞりながら
読み進めていた・・・

残念ながら
これでは、
文章を読むスピードは
上がらない。

手の動く速さ以上に
目を動かすことが
できないから。

つまり質問の本質は
「問題を解くのが遅い」
ということよりも、

本文を読むのが遅いので
問題を解く時間が
足りなくなってしまう
っていうこと。
(,,・`∀・)ノ

その子に
「いつから
本文を読むときに
鉛筆で先を追うように
なったの?」

と質問してみたら、

「小4のとき
一行読み飛ばすことが
多かったので、
親から鉛筆で確認しながら
読むように言われた」

とのこと。

鉛筆で
なぞり読みをする
お子さんで

自分から自主的に
するようになった
お子さんには、
出会ったことがない。

たいてい
親御さんが伝えた
アドバイスが
きっかけ。

もちろん、
このアドバイスは
4年生の頃は
有効だったのかも
しれない。

まだ本文が短くて
処理速度が
要求されない
段階だったから。

大きなテストで
緊張して
うまく読むことが
できなかったから。

しかし。

同じことを
6年生でやっていたら、

過去問を解くころに
やっていたら、

99.999999%
スピードが追い付かない。

そもそも
ある程度の難関校が
受験生に期待するのは

指を添わせながら
正確に目で追うこと
ではなくて、

自然と読書をすること。

言葉の意味を
咀嚼しながら
よみすすめること。

たしかに、
まだ注意力が
身についていない
4年生だったら

テストのときは
「鉛筆で追ってね」
でもよかったのかも
しれない。

ただ、
日常の家庭学習では
「鉛筆を使わずに」
読む練習をする
必要があるわけ。
(・∀・)

たとえるならば
鉛筆なぞり読みは
自転車の補助輪のようなもの。

自転車の補助輪は
子どもが転ばないように
助けてくれるものでは
あるけれど、

ずっと補助輪を使っていたら
かえって走りにくいね。
スピードが出ないね。

ある時点からは
補助輪なしで乗れるように
練習していくもの。
慣らしていくもの。

そうしないと
自転車でスピードを
出すことは、できない。

補助輪を外そうと
決意した子どもは

たとえ転んでも
つまづいても、
転んで泣いたとしても
練習する。

その結果
だれの手助けもない状態で
補助輪なしの自転車に乗って
疾走できるようになる。

それと同じことが
なぞり読みをしている子にも
訪れる。

いや、訪れるように
練習してほしい。

ある時点までは
有効だった方法論を
脱ぎ捨てて

脱皮していくのが
本当の方法論。

進化し続ける
やり方ね。
(*´▽`*)

なぞり読みしてきた子も
鉛筆なしで読む練習を
積み重ねることで

少しづつ、できるようになっていく。

速く読めるように
なっていく。

あとは、いつから練習するか?

それは、あなた次第。
(*´▽`*)

それから、
なぞり読みを
していない子も

もしかしたら
「もう不要になったアドバイス」

自分では疑問を抱いているけど、
なんとなく従っている忠告が
あったら、

見直してみても
いいのかもよ。

やり方をアップデートしても
いいのかもね。

ちょっとづつで
いいから、
変化をはじめてみよーーーーーう!
(,,・`∀・)ノ

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