記述のとき直しが難しいのは、自分の間違いを認めにくいから

記述答案の書き直しを自分でするのは難しいです。

親子でやるにしても、なかなか骨の折れる作業です。

「この要素が書いてないよ」
「この言葉が抜けているよ」

という指摘ならば、子どもも受け入れやすいかもしれません。

しかし、文章が日本語として何かおかしい……
「てにをは」が変……

というような、文章の書き方そのものが怪しい場合
子どもがしっくりくるように、なかなか説明できないケースがあります。

そんなとき、どうしたよいか?

記述問題で書いた答案をチェックする
もっとも簡単な方法は「5感を使う」やり方です。

授業中であれば、
「書いた答えを読んでごらん」
という風に音読してもらいます。

目で見ながら、
口を使い、
耳で聴きとる。

正解となる文章ではすらすら読めるのですが、
問題のある文章の場合、すらすら読めなかったり、
読んでる途中から、子ども自身が首をかしげたりします。

「・・・??」

きゃーはずかしっっ(/ω\)

「先生ちがいます、ちがいます……」
って自分から書き直そうとしてくれる。

助詞や係り受けがおかしいときも言い淀んでしまうもの。

音読作戦のすばらしい点は、
「自分の答案がなんか変」って自覚できる点。

子どもとしては、これが正しい! と思って
書いているわけですから、そうなりますよね。

書いた答案をでお子さん自身が
あれれ?? と思ってくれたら、あとは修正を加えていくだけです。

自分でも変だなーと感じているので
修正すること、されることへの抵抗感が薄まります。

なおしたほうがよい箇所があっても
気がつかないことには始まりません。

自分で気がついたことなら
自分で変えていきたいな。

って思いますよね。

正解ありきで答え合わせをしている場合、

こういう風に答えを書けー!
書けー!!
書くのだー!!!

という誘導は、ときに苦しさを生んでしまうから。

ぜひ「音読」というステップをふんでみてね。

次のステップに進みやすくなりますよ。

また、文末で減点されることが多い場合、

たとえば「なぜですか」という問いに対して
「~から」ではなく「~こと」と答えてしまうようなときにも

音読作戦は有効です。

問いを音読してから
自分の書いた答えを読んでみてね。

って声をかけると、

途中で気がついて「・・・あー、あー?!?」と叫びながら、
自分から赤ペンを持って
書き改める生徒も結構いますよ!

気がついて、おめでとう\(^_^ )( ^_^)/
間違えたことや失敗は、成功へのステップ。
修正していけばOK☆

親御さんの明るい「読んでみて♪」という声かけで
解決していく部分は、予想以上に大きいから
実践してくださいな!

子ども自身も「自分は注意力なくって……」って落ち込むより前に
できることがあるからね!!

あとはやるか、やらないか。
君の勇気が将来を変えるよ(^_-)-☆