読書の秋には、深いぃぃ物語文が読みたくなる。
よく生徒さんや親御さんから
「読むのにおススメの一冊を教えてください!」
って質問があって、
たいていは
そのお子さんの興味関心に
沿ったものをおすすめするんだけど、
個人的に長らく
一番好きな一冊は
梨木果歩さんの
「西の魔女が死んだ」
(梨木果歩先生って書くところだけど、
梨木果歩さん、って書きたくなるくらいの親近感。)
ずっとこれ。
テーマ的には
よくある話で
おばあちゃんが
人間関係など人生全般に
迷いを抱いている孫に
安心できる「居場所」を
与えながら、
自分らしい人生を
歩むための指針を
伝えていくストーリー。
文庫本になったのは
平成13年(2001年)なのだが、
文章表現的にも
内容的にも
まったく古びない。
わたしの家は
美容室を祖母と母でやっていて、
12歳まで一緒に暮らし
13歳のときに「タマシイ」が「ダッシュツ」した(←本を読めばわかる比喩ね)
祖母の存在感が
大きかったので、
この本が
心にしみるのかもしれない。
お話が長すぎない
という点からも、
文章を読むのが苦手です
ってお子さんにも
おススメ。
おばあちゃんと孫が
おばあちゃんのお家のような
ゆとりある空間で接して、
自分らしさを発見していく
って話は
試験でもよく
出題されているよね。
2021年小6サピックスの
8月マンスリーテストでも
同じような筋立ての話が
あったよ。
同じように
やっぱり
おばあちゃんが
主人公をあたたかく
受けとめてくれる。
村山由佳先生の
「雪のなまえ」ですね。
普遍的なテーマは
やっぱり変わらず大事なのだなぁ
と、しみじみしています。
梨木果歩先生は
いまでも中学受験でも
出ますしね(2021年度入試だと豊島岡とか)。
豊島岡中2021年度第2回入試国語
大問2→梨木果歩先生の「裏庭」
こちらはおじいちゃんの存在感が大きい。
もし豊島岡の問題文の
テイストが気に入ったら、
ぜひ梨木果歩さんの
「西の魔女が死んだ」も読んでみて!
さかてぃーの
超おススメなので、
親御さんもお子さんと
一緒に読んでみてね!
(,,・`∀・)ノ
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