マンスリーテストと志望校の問題が違いすぎる!
秋が深まってきて
そろそろ
「受験本番まであと〇日」
なんていう
カウントダウンが始まる頃ですね。
このころになると、
マンスリーテストは
妙に難問化してきます。
選択肢の正答率が
30%台のものが
ちらほらあり、
記述問題も
得点率が20%を切っている
出題がありました。
さて、
10月マンスリーテストで
出題されたのは
論説文は
松村圭一郎先生「くらしのアナキズム」。
こちらは体験談が多い
つまり、具体例多めなので、
問題文(本文)を読むのは
そんなに難しくはなかったです。
その反面、
「結局何がいいたいのか?」
主張やまとめが
わかりにくかった。
だから、
キーワードを見落としたり、
本文を読みながら抽象化ができないと、
選択肢問題が解きにくい。
(;’∀’)
しかも、
記述問題は自分でまとめ直さないと
いけないタイプなので大変!
( ;∀;)
というふうに、
本文読みやすく
一見簡単そうだけど
実は解きにくいー
ってタイプの問題なのです!
(,,・`∀・)ノ
んで、つぎに
物語文は
重松清先生の「コスモス」。
簡単にあらすじを書くね。
「日本人らしさ」という
同級生からの偏見に苦しむ
ミックスルーツ(クオーター)の
女の子が
「日本人離れ」した自分も
またよし、というように
肯定的な見方をできるように
なるタイプの成長劇です。
しかも、
日本的常識になじめない母が
ドタバタ事件を起こしていく上、
重松清らしい
比喩表現が散りばめられて
いるので、
テーマを理解しながら
読み進めるには、
結構難解・・・
という出題でした。
選択肢問題は
テーマを見誤ると
3,4問セットで間違えかねないし、
2問出題された記述は
自分でまとめあげる要素が多かったので、
文章を自力で書くのが
苦手なお子さんはしんどそう。
というのが正直な感想です。
小6マンスリー国語の平均点が
70点台後半になったのは、
久しぶりなんじゃないかな?
さあ、そして
ここからが本題です。
このころのマンスリーテストで
出題される文章は
直前予想的な意味があります。
ですから、復習して
内容を理解しておくことは
めっちゃめっちゃ
重要です!!!
(,,・`∀・)ノ
しかし、
マンスリーテストの
結果にひきずられたり、
対策に走りすぎるのは
おススメしません。
(*’ω’*)
今回のマンスリーテストは
お子さんによっては
難しすぎる。
抽象的な理解を
求めすぎる。
そうなると、
お子さんが受験しようと
している中学校の
入試問題よりも
難しい問題になっている
可能性があります。
そうなると、
マンスリーテストを
解くときのように
細かく慎重な
読み方をした結果、
逆に受験校の過去問が
解きにくく
なることがあります。
深読みしすぎて
訳わからなくなったり、
ていねいすぎて
時間が足りなくなる
といった具合です。
もちろん、
問題によって
理解度やスピード感を
かえながら、
読むことができれば
最高です。
ただ実際のところ、
そこまで器用に
読み方をかえるのは
難しい。
ですから、
マンスリーテストで
高得点を取ることを
気にしすぎないことが
ほんとーに重要です。
マンスリーテストは
サピックスのクラスを決める
という意味では大切ですが、
小6の現段階では
志望校に受かりそうかどうか、
のほうが100000000倍重要です。
「マンスリー中学」
なるものは
存在しません。
マンスリーテストで
出題された
内容を復習して理解したうえで、
あまりマンスリーテスト
そのものを
追っかけすぎないこと。
意識してみてください!
(,,・`∀・)ノ
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